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行くだけじゃ足りない?アフリカに来てみて思うこと

どうも、人生初の海外で西アフリカのシエラレオネに来ている神澤清です。

 

恋い焦がれたアフリカでの生活も4日が経ちました。

出発前に持っていた感情とは今全く別のものを持っています。

 

今回は、実際にアフリカ、シエラレオネに来てみて感じたことを途中経過として書いていきます。

 

外と普通

 

アフリカに行く前にはいろいろなことを聞かれました。

「服着てるの?」「虫食ってるんじゃないの?」「トイレどうするの?」

 

僕もいろいろ心配でしたが、こちらが現実です

 

飯→一日三食。主に米とパン。米は東南アジア圏で出てくるであろうインディカ系の米よりも遥かに日本米に近い(輸入品)。

虫は食ってません(今のところ?)

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服→着てます。なんならめちゃくちゃおしゃれ。

 

トイレ→洋式。便座付いてる。トイレットペーパーある。

 

と、これは家庭や地域によっても違うと思いますが、僕の生活はこんな感じ。

ちなみに僕が住んでるのは結構都会の方で、ホストファミリーも結構お金あるのかなって感じ。

 

健康的な生活ができてとてもありがたいのですが、その反面、「あれ、意外とインパクトに欠けるな」っていう感じでもあります。

 

の雰囲気は予想通り

 

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こちらがちょっと遠くからですが、シエラレオネの街並み。

タクシーたちが客を勧誘するクラクションの音が響き渡り、フルーツや飲み物、服の店が並んで、とても賑やか。

 

そして少し街を外れると、

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いわゆる皆さんが想像する、「途上国」の景色を見ることができます。

 

正直これは、ウェブなどで検索して出てくるものとあまり変わりません。

兼ねてから「途上国」というワードに関心を持っていたので、あまりびっくりはしませんでした。

 

くなら、何かを意識して

 

個人的な感想ですが、「途上国の暮らしを知りたい」くらいの動機だと、行ってもそんなにカルチャーショックは無い気がします。

どんな生活基準なのかは正直ググって出てくる情報と変わりません。

 

それに、国の人たちは至って笑顔です。彼らの笑顔からは貧しさを感じ取ることはできない。

 

スタディツアーや、ボランティアのプログラムなど、仲介団体がある程度現地の問題点を調べてくれてるような状況でないと、個人で彼らが困っていることをカウンセリングするのは結構至難の技に思われます。

 

分の中で生まれる葛藤

 

今回、僕は「農業の視察」という軸も持ちながら、「アフリカの国の暮らし」を知りたいという思いがとても大きかったです。

 

でも、生活してて、自分は「貧困を探してしまっている」ということに気がつきつつあります。

 

滞在先での暮らしは至って普通。特に不満は無いし、周りにいる人たちも本当に生き生きとしてます。

 

「困ってる人」なんていない方がいいんです。なのに、「自分が見たかったものが見れてない」という思いがあることに、自分でも困惑しています。

 

相対的貧困絶対的貧困。今僕が生活しているのは「相対的貧困の地域」だと思いますが、もはや貧困という言葉を使うことにすら嫌気が指します。

最高の笑顔で接してくれる彼らに対し、「途上国」というフィルターを持って接してもいいのだろうか。

 

僕はこの記事は絶対にシエラレオネの彼らに見られたくない。

「貧困」や「途上国」という言葉は、ここにいるときはなるべく使わないようにしたいな、とすら思います。

 

とめ

 

国際協力をしたいから、アフリカ行ってみたい、というときは、ボランティアに参加するにしても、個人で行くにしても、「自分が何を得たいのか」ということをしっかり持って行くべきだなと思いました。

 

主体的な姿勢で臨まないと、「うんうん、なるほど、こんな感じの生活なのか」「貧しいはずなのにみんな笑顔だ!!」っていう感じのものしか得ることができないと思います。そして、これはわざわざ自分で行かなくても検索すれば見れます。

 

何が問題なのか、彼らが求めているものはなんなのか、ということを、自分から積極的にカウンセリングしていって、自分が何か事業を起こすとするならどうするか、的な視点を持っていくことが大事だな、と思いました。

 

じゃないと大して面白くはありません。何かアミューズメントがあるわけじゃないし、なんなら食べ物だって美味しいけど日本食には勝てないし。笑

 

まぁでも本当に、行く場所によるな、と思います。それこそ、「絶対的貧困」、人としての最低限の生活が確保できていない地域だって確実にあるし。

いろいろな現場に足を運んでみたいと思いました。

 

ということで、アフリカにきて数日間を過ごした上での感想でした!