人は共感することができるのか?
「あー!たしかに!分かる分かる!」ってフレーズはよく聞きますよね。
人と会話をする時に、「共感」を感じることはよくあるのではないでしょうか。
ただ、ちょうどいま「共感」という言葉を使いましたが、あえて言います。
人は真に共感することはできません。
今回は、「共感」について書いていこうと思います。
人は共感することができるのか?
単刀直入に言いましょう。100%は無理だと思います。
ただ、「共感しようとすること」と、「想像すること」はできます。
そして、共感しようとする姿勢は、相手にとってとても信頼を与えます。
僕らは、人それぞれ違います。これは間違いない。
例えばいくら双子の兄弟であっても、人生の中で見るもの、景色、会う人、聞く言葉、これらは絶対に違います。そして違う限り、人によってパラダイム(ものの見方)は絶対に違います。
この、パラダイムは人の数だけあって、一つとして完全一致するパラダイムは世の中に存在しないと思います。
いくら似通っていようが、絶対に人それぞれ違うんです。
僕らは他の人になることはできません。他の人の心を完全に理解することはできません。
いくらその人の過去やバッググラウンドを知っていても。
話の聞き方
7つの習慣では、人の話を聞く時の意識として、「自分の自叙伝を語るのではなく、相手を理解することに意識を向ける」ことが大切だと言います。
そして多くの人間はこれができておらず、相手の話しにどう返そうか考えながら話しを聞いているといいます。
相手が言ってきたことに対し、今までの自分の経験から、当てはまることを処方箋のように返しているんです。
そうではなく、大切なのはヒアリングをしっかりとして、相手がなぜそう考えているのかをなるべく汲み取って、相手に寄り添うことだといいます。
自分のアドバイスが必ず正しい!という思い込みは結構危険です。
ましてや、頭ごなしに相手を否定するのなんてなおさらです。
必死に共感しようとすること
例え、完全なる共感ができないとしても、人は話しを真剣に聞いてくれることに対しとても安心感を抱くと思います。
もし、相手からの信用を得たい場合は、まず自分が一生懸命話しを聞くことがとても大切なのではないでしょうか。
相手になることはできない。なら、人が困っていたり、悩んでいる時に1番して欲しいことは、共感のような言葉をかけてもらうのではなく、じっくりと話しを聞いてもらうことではないでしょうか?
しっかりと話しを聞いた上で、相手が何を求めているのかをしっかりキャッチする。アドバイスをするのには段階を踏むことが大切かもしれませんね。
まとめ
今回は共感について書きました。
共感ということはとても難しいです。ただ、やはり人に自分の気持ちを理解してもらった時はとても嬉しいですよね。
しっかりと話しを聞き、相手を理解する努力をすれば、きっと自分に返ってくるはず!!
日々の中で少しずつ意識してみましょう!