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脱臼したらしっかり治療しろ!肩がリカちゃん人形の僕の経験談

こんにちは!PassionMonsterの神澤清です。

 

「脱臼」というケガを聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?

脱臼(だっきゅう、dislocation, luxation)とは、関節を構成する骨同士の関節面が正しい位置関係を失っている状態。 程度により完全脱臼と不完全脱臼(亜脱臼)に分類される。 靭帯や軟骨、骨が損傷を受ける為、骨を正しい位置に戻しただけでは治らず、ギプスでの固定か手術が必要で後遺症が残る可能性がある。

引用:脱臼 - Wikipedia

 

脱臼というケガはイメージがしにくいのか、いまいち重大性をとらえることが難しいかと思います。

 

そこで今回は、実際に肩を脱臼し、今も症状で困っている僕が、「しっかりと治療した方がいい理由」を説明します。

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臼をした経験

 

僕が肩を脱臼したのは大学二年時の時です。部活動でハンドボールをやってました。

 

ある日の試合のウォーミングアップ中に、なぜかその日めちゃくちゃ気合が入っていて、いつもの倍ぐらいの力とテンションで動いていました。

 

ハンドボールは体の接触が激しいスポーツなので、当然ウォーミングアップでも体のコンタクトをとるメニューがあるわけです。

 

そのコンタクトメニューも、全力でやりました。

ディフェンスとして、相手に体全体でぶつかりに行くというメニューがあり、それをやっていた時のこと。

 

「うおっしゃーーい!!ファイトーーーーー!!!!」「グリっっ!!」「!?!?!?!?」

 

左腕で相手にぶつかりに行ったとき、左肩に今まで味わったことのないタイプの痛みが走りました。

 

ついさっきまで120%だった男のテンションが一瞬で0%になりました。

訳が分からないまま練習を離脱。肩も上がらないし、いつまでたっても激痛が止まりません。

 

これは今日の試合は無理だ、、、!!でもベンチには座って応援はしないと、、、

 

そう思い、試合前になり、アップの練習着からユニフォームに着替えようとしましたが、肩が全く上がりませんでした。

苦痛に耐えながらなんとかシャツも脱いで鏡を見たら、なんか肩幅が右肩よりも明らかに縮まっていました。

 

おいおいなんだよこれ、、、

この時に、「もしかして脱臼?」と痛みの正体を懸念し始めました。

 

なんとかユニフォームに着替え、いざ試合に。痛みでそれどころじゃない中、腕を抑えながら応援。

 

なんだろう。全然肩上がるようにならないなあ。そう思いながら、ゆっくりゆっくりと右腕で左腕を動かし続けていると、

 

ぱこっ!!「ん??あれ??」「動く!!」

 

痛みが急になくなり、さっきまでの違和感がほぼ0に。

 

肩が外れた!!という認識が先ではなく、「ぱこっ!!」が、明らかに外れていたものがはまった感覚だったので、

 

「はまった!!ん?あ、外れてたのか!!」

 

という感じで、そこで始めて肩が外れていたと認知しました。脱臼していたんです。

 

院へ

 

無事帰ることができ、後日病院へ。

出来事を説明すると、肩を固定するための三角巾を渡され、三か月ほど運動はしてはいけないこと、リハビリに通うこと、と言われました。

 

肩の脱臼は、しっかりと治療しないと反復性となり、肩の固定力が弱まって、簡単に外れるようになってしまうからです。

 

www.joa.or.jp

その時は結構部活に対するモチベーションも高かったので、練習ができなくなることにとても苛立ちと焦りを覚えました。

 

診断を受け、後日部活に。

先生に言われた通り、練習に参加せず、右腕や下半身の筋力トレーニングに努めました。

 

しかし、、めっちゃ練習したくなる、、、

 

目の前でチームメイトたちが全力で練習をしているのを見ると焦りも感じたし、なにより早く復帰してプレイをしたい思いがどんどんと強まっていきました。

 

三角巾を首からかけ、そこに腕を置き、常に肩は固定した状態にするように言われましたが、一週間くらいしか続けませんでした。

周りの人に、「ひどいケガなの?」と思われることが恥ずかしかったから(笑)

 

そして、リハビリにも行きませんでした。これは、一回行ったときに、「こんなの意味あんのかよ!」と無知な頭で思ってしまったから。

 

軽い運動だけ、と言われていたのに対しても、運動欲が収まらず、先生の許可が出る前に走ったり跳んだりして。

肩の固定という処置に対して一切真摯に取り組みませんでした。

 

肩の脱臼って、正直痛いのは外れている時だけなので、はまった後って、もう大丈夫じゃん!って思ってしまうんですね。

 

ケガから約二か月経過ごろ、僕は練習に復帰しました。先生からは、三か月は激しい運動はしてはいけないと言われ、反復性になる恐れがあることも知っていながらです。

 

大丈夫大丈夫!!外れるわけない!!

 

そう思っていた復帰約二か月後に再び練習中に肩が外れました。またあの激痛が走りました。

 

一回目の時は自分ではめれたんだ!なら今回も!!と思い腕を自分で動かしてみますが、全くはまらず。

 

これは病院だ、と友人の車に乗せてもらい救急がある病院へ。

 

ベッドにうつ伏せになり、左腕をぶら下げ、一キロほどの重りを持ち、ぶらぶらと腕を振りながら、重さと遠心力で肩をもとの位置にはめる治療法をやりました。

 

しかしそれでもはまらず、最終的に先生の手ではめてもらいました。(最初からそれでよかったやん!!(笑))

 

そんなこんなで二回目の脱臼をした後は、いろんな場面で肩が外れるようになってしまいました。

 

これまた練習中の接触によるものだったり、懸垂をしてぶら下がろうとしたら外れたり、筋トレマシンを使うときに外れたり、、

 

二回目以降は、病院で行った治療法を模倣し、自分ではめるようになりました。

 

カちゃん人形(着脱可能)の肩の出来上がり

 

もう何回も脱臼して、肩が外れては自分ではめてを繰り返し、完全に反復性の脱臼癖を持ってしまったんですね。

 

明らかに右肩とは肩の感覚が違い、なんというかゆるゆるです。

現在の日常生活では、リュックを背負うときに、やべ!!と外れそうになったり、寝ているときの姿勢が悪いのか、ポジションによって外れ、肩が外れるのと同時に目覚める時もあります。

 

寝ぼけながら肩が外れているので、リアクションもよくわからず、夢半ばで肩を自分ではめ、再び寝るみたいなことが何回もあります(笑)

 

ほんとに生活のいろんなシーンで外れる可能性があるんです。くしゃみして外れそうになる時もありますしね(笑)

 

臼はしっかり治そう!!

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肩がリカちゃん人形とか言ってますが笑いごとじゃありません。

脱臼はしっかり治すに越したことはありません。

 

僕もケガをしたときに何人か脱臼経験者に当たり、その人たちも肩が外れながらもプレイをしていると聞き、じゃあ自分もいいやって思っちゃったんです。

 

考える上で、Yahoo!知恵袋の意見なども見て、しっかり治療した方がいいという声が大半であったにも関わらずです。

 

正直、後のことなんて後になってみないと分からない、って思いますよね。だからこそ、その「後」の経験をしている僕から言うと、

 

結局自分次第だから判断は人それぞれだけど、本当に後から困るよってことです。

 

ケガをしてもやる!!っていうスポ魂話はよく聞きますし、実際僕もそういうメンタルの方が好きです。

でもやっぱり今後ケガをする人が後悔ないように願います!!肩って生活の中でめちゃくちゃ使うし、大事ですよ!!

 

体は一生の自分の財産です!!

 

脱臼に関わらず、自分の体に正直に、時にはいたわってスポーツを楽しみましょう!!