日本で「食料問題」に取り組む団体をまとめてみた
こんにちは!PassionMonsterの神澤清です。
みなさん、食糧問題について考えたことはありますか?
食糧問題というと、「食料不足」「飢餓」というワードが思い浮かぶと思います。
しかし我が国日本でも、「フードロス」を始めとし、「食料自給率」の問題など、「食料問題」といわれる問題がたくさんあります。
そんな中、それらをくるめて「食料問題に関わりたい、携わりたい!」と思う方は少なくないのではないでしょうか?
そこで今回は、「食料問題」をキーワードに活動をしている日本の団体をまとめていきます!!
- 特定非営利活動法人 ハンガー・フリー・ワールド
- 一般財団法人 Japan International Food for the Hungry 日本国際飢餓対策機構
- セカンドハーベスト・ジャパン
- 最後に
特定非営利活動法人 ハンガー・フリー・ワールド
一つ目はこちらです。
「飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガーフリーワールド」
活動内容は、
HFWは地域開発、アドボカシー、啓発活動、青少年育成の4つの活動を包括的に行うことで、現地の人々が自らの手で栄養ある食べ物を持続して得られるよう、地域の生活全般の向上を支援しています。日本に本部を置き、バングラデシュ、ベナン、ブルキナファソ、ウガンダで活動しています。(引用元:下記団体HP)
というように、日本だけでなく海外にも支部を置き、
海外での地域開発活動や提言活動、啓発活動を行っています。
私たちが参加できる具体的な活動には、「書き損じはがきの寄付、イベントの開催、ボランティアの募集」があるそうです。
書き損じはがきは、はがき→郵便局にて切手と交換→金券ショップにて換金、といった流れで換金され、支援先の食料(おかゆなど)になったり、果樹栽培のための苗木になったり、現地の先生の給料となっているとのことです。
はがきを送るだけでも小さな国際協力に参加することができます。
それだけでなく、実際に自分が職員と一緒に食糧問題に対する知識を身に着け、それをイベントなどを通し「伝えに行く」ということができるボランティア、書き損じはがきのカウントボランティア、実際に団体の業務に携わるインターンも募集しているとのことです。
日本に住んでいる人たちへの意識付けに重きを置いているのだという印象で、
日本からでも国際協力ができるんだということがよくわかりますね。
一般財団法人 Japan International Food for the Hungry 日本国際飢餓対策機構
二つ目は、「一般財団法人 JIFH(略称)」
活動内容、理念は
日本国際飢餓対策機構(Japan International Food for the Hungry: 略してJIFH)は、飢餓・貧困と闘いながら懸命に生きようとする人々に協力し、飢餓のない世界の実現のために「ハンガーゼロ」運動を推進して、世界にある物心両面の飢餓撲滅に取り組んでいます。(引用元:下記団体HP)
というように、こちらも「飢餓撲滅」のために活動をされている団体です。
JIHFの具体的な活動内容としては、日本では「募金、広報活動、講演会、イベントの開催、ワークショップの開催」、そして食糧問題だけでなく、災害支援のための啓蒙活動や緊急支援活動を行っています。
海外でも幅広く活動をしていて、数多くの国に海外スタッフを派遣したり、海外ワークキャンプの募集もしているそうです。
また、ファシリテーター・トレーニングの開催など、現場力を身に着けることにコミットした活動を多く行っていることが特徴です。
セカンドハーベスト・ジャパン
三つめはこちらです。「セカンドハーベスト・ジャパン」
先進国でも特に深刻と言われている「フードロス、食料廃棄」にコミットしていて、日本で初の「フードバンク」を行っている団体です。
フードバンク活動とは、
食品加工工場をはじめ輸入業者、卸業者、スーパーや、農家、個人などから、まだ充分食べられるにも関わらず、さまざまな理由で廃棄される食品を引き取ります。これらを食料を必要としている福祉施設や児童養護施設の子どもたち、DV被害者のためのシェルター、路上生活を強いられている人たちなどの元に届ける活動です(引用元:下記団体HP)
とあります。
つまり、本来捨てるはずだった食品を回収し、生活困窮者などに再分配するという取り組みです。
世界の人間が十分に食べることのできる量の食料は生産されている反面で、大量の食料が廃棄されている、という現状では食料の再分配はとても重要な取り組みであり、フランスでもスーパーでの食料廃棄を禁止する法律が制定されるなど、今後世界が意識していくべきことを日本で形にしています。
活動内容としては食べ物の寄付(賞味期限切れの食品や、包装が破損している食品は受け付けておりません、と記載されていますので、安心して食べることのできる食品を回収、再分配しているようです)、お金の寄付、の募集をしているだけでなく、
路上生活者を対象に炊き出しを行ったり、経済的困窮により、十分な食事をとれない状況にある個人・家族に直接、食品を提供する活動、そしてフードバンクを推進するために各地で啓発、講演会活動を行っています。
また、食品を届ける際のパッケージの作成や、生活に困っている家庭に弁当を作ったり、事務ボランティアなどで参加ができるそうです。
実は、日本で全国の栄養失調死、餓死者数は2,053人と言われています(引用:https://todo-ran.com/t/kiji/15703)
これには驚く方もいるのではないでしょうか?
先進国、治安が良くて豊かであるというイメージを持つ日本でも食べ物を食べることができず亡くなってしまう方はたくさんいるんです。
飢餓といえば途上国と思うかもしれませんが、日本でも命を落とす方がいます。
海外にばかり目が行きがちですが、セカンドハーベスト・ジャパンを始めとしたフードバンク活動は日本で行っていくべき活動です。
最後に
いかがでしたか?
「食べる」という行為は私たち人間が生きていく上で最重要なものです。
世界でたくさんの人が「食べる」という権利を持っています。
たくさんの人が食べ物を食べ、毎日を楽しく幸せに生きていくためには私たち全員の意識が必要ですね。
ご紹介したように、日本でも食糧問題に取り組む団体はたくさんあります。
食糧問題に携わる方法や場所はたくさんあります。想いを行動に移すためにいろんな情報を知り、足を運んでみましょう!!